『リケジョ探偵の謎解きラボ』喜多 喜久著
〜あらすじ〜
"保険調査員”
交通事故や死亡事故が起こると、
その際、
そこに勤めているのが、主人公の江崎誠彦。
江崎は仕事に対しては名前の通り誠実に向き合うが少し気弱な男性である。
特に女性へのアプローチは苦手である。
そんな江崎がひそかに恋心を寄せているのが、
理学部の教授をしているいわゆる『リケジョ』である。
久里子は恋愛よりも研究・科学を一番に愛する女性だ。
江崎の元にやってくる保険金調査の仕事を、
そして事件を通じて少しずつ距離が近づいていく2人の恋愛模様も
実際に手に取ってみて
私はふと立ち寄った本屋さんで、この本を手にしました。
リケジョと探偵?なんだそれ。
更に見ていたらだいたらわかると思いますが、表紙の絵がすごく可愛いんです!
そのデザインから、硬い推理小説ではなく、柔らかいお話なのかな?という印象を持ちました。
2015年には上野樹里さん
いざ読んでみると、難しい推理小説にありがちな想像しにくい難しい言葉での説明ではなく、
普段の会話の中で出てくるような言葉が多く使われているので非常に情景がわかりやすいのです。
また、登場人物の感情も多く説明してくれているので、感情移入しやすく、小説の世界の一員になったかのような、
目の前で出来事が繰り広げられてるのではないか、そんな感覚になりました。
絵もなく、文字だけなのに、小説を読んでいてこんな感覚になることは初めてだったのです!
さらに主人公の江崎から久里子への想いも純粋で、深い愛があって、時には嫉妬したりとすごく可愛い!!
現実離れしたキャラクターではなく、身近にいそうなキャラクターなので親しみが湧いてきました。
しかも一話完結の短編小説なので、本を読むことが苦手な人にありがちな、活字が多すぎて途中で挫折する心配がないのです。
まとめ!
・難しい言葉が少なく、情景の想像がしやすい!
・登場人物の感情も細かく描かれているので、感情移入しやすい!
・登場人物が可愛いくて親しみやすいキャラクターである!
(特に主人公の江崎!好きな女子への嫉妬って可愛すぎるやろ〜)
・一話完結の短編小説なので、結論までが長すぎない。飽きずに読み進められる。
保険金調査に久里子の科学的思考をどう使っていくのか。
推理小説としても、人間ドラマとしても楽しめる『
普段から本を読む習慣がない方にも読みやすい作品になっていると
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